刺繍アートフェスティバル2026コンテスト 
受賞結果発表

刺繍アートフェスティバル2026では、2つの異なる視点からの賞をご用意いたしました。
技法やジャンル、国・文化・時代を問わず、“刺しゅうで自由に表現する”ことを目的としましたコンテストでは、高校生からプロ作家まで幅広くご参加いただき、作品にはそれぞれの想いや物語が込められています。 

「心に届く」来場者投票

観る人の感性に響いた作品へ、素直な「好き」が票となって届きます

「未来を見つける」企業賞

刺繍を愛する企業様が、それぞれの視点で選び抜いた、可能性ある作品たち。

来場者投票と企業賞について

来場者投票と企業賞は、それぞれ選考方法・選考者が異なります。来場者投票は、ご来場いただいた皆さまの投票によって決定します。企業賞は、協賛企業・団体による独自の審査で選出されます。そのため、同じ作品が来場者投票と企業賞の両方を受賞する場合があります。

2026年開催データ
・展示作品数 
  壁掛け作品82作品 
  立体作品45作品
・会場来場者・投票者数 2050名
・受賞作品 25作品

「心に届く」来場者投票

来場者投票グランプリ

壁掛け作品部門グランプリ
奥田 萌里衣
「ホーランドロップとカモミール」
受賞者コメント

このたびは、壁掛け部門グランプリという大変光栄な賞をいただき、心より嬉しく思います。
今回の作品では、うさぎの柔らかな毛並みと愛らしさを、刺繍糸一本どりで一針一針、心を込めて表現しました。作品を見てくださった方、投票してくださった皆さまに心より感謝申し上げます。
これからもリアル動物刺繍を通して、糸という温かみのある素材だからこそ生まれる優しさを大切に、動物たちの愛らしさだけでなく、美しさや力強さ、そこに宿る命の尊さを、一針一針表現していきたいと思います。 
立体作品部門グランプリ
多禰󠄀 知葉
「Peaceful days」
受賞者コメント

作品をご覧くださり「お気に入り」にお選びいただきありがとうございました。
動物刺繍たちの平和で優しい世界を通してほっこりと温かな気持ちをお届けできたらいいなぁ、と思い 制作した作品でした。家具や小物などを一つ一つ刺繍していく工程、家の形に組み合わせる作業など、とても楽しく終始ワクワクしながら制作しました。
新しい作品に挑戦したことで 刺繍の楽しさを再確認し刺繍が更に好きになりました。
色鮮やかな美しい刺繍糸や手芸道具たちに 感謝しつつ また新たな作品制作に励みたいと思います。

副賞

「次は自分も作ってみたい」と思わせる“ひらめき”をくれた作品へ。
ひらめき賞

酒井ひよ莉 
「駆け出し」
受賞者コメント


多くの素敵な作品の中からひらめき賞に選んで頂き大変光栄です。
このような沢山の方に見て貰える場に出展するのは初めてで緊張していましたが、作品を見てくださった方に「驚いた!」「どうなってるの?!」と話しかけて頂けて、そこから交流の輪が広がりとても嬉しかったです。
これからも枠を越えて、新たな発想と技術を学び、見た方の心を動かせる作品づくりに取り組んでまいります。

細部まで心を込めた、究極の手仕事を表現した作品へ。
究極の手仕事賞

楠 敦子
「La Vita」

 
受賞者コメント

多くの作品の中から究極の手仕事賞にお選び頂き大変光栄です。
デザインはクラシカル、新旧の技法を織り交ぜて、一針一針丁寧に時間を掛けて制作した作品が来場者の方々の琴線に触れたこと、心より嬉しく思います。
これからも伝統技法を引き継ぎつつ、楽しみながら新しい事に挑戦していきたいと思います。
会場に足を運んでくださった方、投票してくださった皆さまに心から感謝申し上げます

「未来を見つける」企業賞

オリムパス製絲株式会社様より
「オリムパス賞」
 

本間 裕子 
「目線、こちらでお願いします!」
オリムパス製絲株式会社様より

個性豊かな表情と均一なステッチで
丁寧に表現された毛並みが印象的で見る人を惹きつける作品です。

株式会社 貴和製作所様より
「貴和製作所賞」

宇津木文子 
「プリンセスバッグ」
株式会社 貴和製作所様より

大小のビーズやスパンコールなど、組み合わせ方が非常に巧みで、
シックな色合いの中にも独自のテクスチャーを生み出していて強く目を引きました。  
松浦友紀江
「デコトラ」
 
株式会社 貴和製作所様より

ネオンカラーなどの大胆な色遣いとデコトラという個性的なモチーフ選びが新鮮でした。
唯一無二の世界観が、画面全体から生き生きと伝わってきました。  

小野容子
「Sweet Angel」
株式会社 貴和製作所様より

後ろ姿の天使に込められた物語が、細かなディテールからじんわりと伝わってくる柔らかな作品と感じられました。
  全体のカラーバランスも洗練されており、心に深く残る温かさがありました。

小さな手芸屋さん様より
「小さな手芸屋さん賞」

坂本靖子
「夕陽」
小さな手芸屋さん様より

故郷の島に沈む夕日を見つめるひとときを、まるで隣で一緒に眺めているかのように感じられる、情感あふれる作品でした。
穏やかな海原に広がるさざ波を、刺繍ならではの繊細な表現で美しくデフォルメされている点も印象的です。
風景をそのまま再現するのではなく、刺繍という表現ならではの魅力へと昇華されており、心に深く残りました。
郷愁や夕暮れどきのドラマティックな情景を伝えたいという作者の想いが作品から伝わり、その人間味あふれる視点にも深く共感しました。

ディー・エム・シー株式会社様より
「DMC賞」

細田恵美子
「The Secret Garden ofLove Angels」
(愛の天使たちの秘密のお庭)
 
ディー・エム・シー株式会社様より

色選び、立体的な構図がとても印象深く
まるで本物の植物のような表現に感銘をうけました。
酒井ひよ莉 
「駆け出し」
ディー・エム・シー株式会社様より

馬の繊細な毛並みがとても丁寧に1本ずつ刺した様子が目に浮かびます。
ポーズも躍動感がとてもあります。。

株式会社日本ヴォーグ社様より
「ステッチイデー賞」

山口 里恵
「美しい惑星」
株式会社日本ヴォーグ社様より

クロスステッチでこんなに複雑な図案を描いていることに驚きました。全面を刺しているとしたらかなりの細かさではないかと思います。遠目で見たらクロスステッチとわからないくらいですね。
楠 敦子
「La Vita」
株式会社日本ヴォーグ社様より

繊細で美しい作品で、ぜひ実物を拝見したいと思いました。さまざまな技法が施され、作者の方の手仕事への情熱がうかがわれます。

日本紐釦貿易株式会社様より「日本紐釦賞」

溝川公平
「ねぶた歌舞伎千本桜」
日本紐釦貿易株式会社様より

歌舞伎とねぶた祭りを組み合わせた発想が素晴らしいです。
また細かなステッチで表現することにより、
刺繍でありながらも実物を見ているかのような美しさと表現に感動しました。

Broderie Plaisir(ブロドリィ・プレジール)様より
「ブロドリィ・プレジール賞」

内田 利香子
「Pandora (Constructed)」
Broderie Plaisir様より

出品作はいずれも非常に高水準で選考は大変難航いたしました。日本の皆様の刺しゅうに対する情熱と技術力に、心より敬意を表します。
本作品は、立体の美しさと緻密なビーズワーク、そして中央の眼差しが放つ独創的な世界観が際立っていました。伝統的な技術を用いながらも新たな表現へと挑む高い芸術性を評価し、授与を決定いたしました。

ラーソン・ジュール・ニッポン株式会社様より
「Larson Juhl Make It Timeless賞」

河口節子
 月岡芳年「月百姿」より卒塔婆の月
出典 国立国会図書館 デジタルコレクション 
ラーソン・ジュール・ニッポン株式会社様より

月岡芳年の世界観をクロスステッチとこだわりの素材で見事に表現。
ぜひ額装して長く飾っていただきたい作品です
月岡芳年の世界観をクロスステッチで見事に再現した作品です。
日本刺繍糸や生地にもこだわりが感じられ、細部に至るまで作家ならではのオリジナリティが表現されています。
伝統的な題材と刺繍技法が調和し、鑑賞するほどに魅力が伝わってきます。
作品としての完成度も高く、ぜひ額装して長く飾っていただきたいと思いました。 
根岸智子
「人魚の胸翼」
ラーソン・ジュール・ニッポン株式会社様より

繊細で華やかなリュネビル技法とオルガンという意外なモチーフの組み合わせが印象的な作品です。フランスを起源とし、現在もオートクチュールで用いられるリュネビル技法が使われた作品です。
非常に繊細で華やかな印象を受ける一方、そのモチーフがオルガン(臓器)であることに驚かされました。技法から受ける優雅なイメージと題材との強いギャップが印象的で、作家の豊かな発想力と表現力を感じさせる作品です。
堀内孝太郎
「Shout it ! 」
ラーソン・ジュール・ニッポン株式会社様より

タグとモチーフが鮮烈な個性を生み出し、刺繍の表現力と可能性を感じさせる作品です。
背面に施されたインパクトのあるタグとモチーフが、スカジャンに鮮烈な個性を与えています。刺繍が単なる装飾ではなく、メッセージやアイデンティティを伝える表現になっている点が印象的でした。
額装の世界ではユニフォームやスカーフなどのアパレル作品を飾る機会もあります。
ぜひ将来、額装にもチャレンジしていただきたいと思います。

小松 里榮
わたつみの友
ラーソン・ジュール・ニッポン株式会社様より

海の生きものたちをリズミカルに配置し、多様性と造形美を刺繍で美しく表現した作品です。
生物がもつ多彩な色彩や多様な形態、その造形美を表現する素材として、刺繍の魅力を改めて感じさせてくれる作品です。画面の中にはさまざまな海の生きものがリズミカルに配置され、それぞれの個性が調和しながら豊かな世界観を生み出しています。眺めるたびに新たな発見がありそうな、多様性と美しさに満ちた作品だと感じました。

一般社団法人日本リボン刺しゅう協会様より
「日本リボン刺しゅう協会賞」

森映理子 
「物語を生むシャボン玉」

 

一般社団法人日本リボン刺しゅう協会 井上ちぐさ様より

生き物大好きな息子さんへの深い愛情と、シャボン玉が紡ぎ出す夢のように優しい物語の世界に、心から癒され温かい気持ちになりました。
すべてサテンステッチのみで紡ぎ出されたというこだわりにも感動しました 
小川 千絵
「家族のひととき」 
一般社団法人日本リボン刺しゅう協会 井上ちぐさ様より

お母様への深い愛情に溢れた作品ですね。
確かな技術の中でビーズを隠し味にして、草木染めやモール糸でふっくら描かれた犬のご家族の穏やかな風景に、心から癒されました。 
多禰󠄀 知葉
「Peaceful days」
一般社団法人日本リボン刺しゅう協会 井上ちぐさ様より

一本取りの繊細な糸でお家全面に描かれた動物たちの幸せな日常。その細やかな刺繍の表現力に感動しました。
立体的な屋根の葉っぱも愛らしく、見ているだけで心がぽかぽか温かくなる素敵な作品です。 

株式会社ブーケより
「ブーケ賞」


インタビュー記事を後日、掲載します。

益山紗和
「空想を書き綴る」 
余白とリズムある小さなパーツのバランスが絶妙。目を引く作品でした。
蝶の動きと立体感、水の流れ、お城の安定感、そして空を漂う気球。
夢のある世界はどんな空想からきたのでしょう。ぜひ、お話をお伺いしたいです。
今田美和子
「co-imari Ⅱ」 
多くの方が会場で覗き込んで作品をご覧になっているのが印象的でした。しっかりと目に焼き付けたくなる作品です。
写真だけでは伝えきれない、この作品の魅力を紐解いて、皆様にお伝えしたいと思いました。
柴田佐和子
「春の詩(うた)」
大きくダイナミックな作品に、繊細な刺繍のギャップに心を奪われた作品でした。
なんの幼虫なのかな?優しい花々に包まれ、まだ気持ちよさそうに眠っているように見えますが「春が来てるよ。」と教えてあげたくなります。

入選

青木 日和

青木 恭子

朝山 未央

渥美 由理佳

渥美 彩

阿部 楓

荒井 礼奈

飯岡 洋子

池原 直子

石井 奈緒美

石川 絵美

石﨑 祥江

礒野 香織

稲垣 美沙

岩舘 亜希子

牛島 由美恵

内田 愛実

遠藤 陽子

大石 亜子

大木 尚子

大塩 百合子

大前 純子

岡野 麻里

沖 聖子

小野 容子

角野 あゆみ

笠原 茂子

金井 淳子

菊地 めぐみ

木村 智子

河野 寿美

鴻池 美和

小林 幸子

酒井 景子

桜田 実紀子

佐々木 容子

佐藤 典子

澤村 えり子

澤村 空

柴田 みや美

島岡 純子

清水 暁子

東海林 ミモザ

白川 美奈子

鈴木 千加

鈴木 果奈枝

須藤 恵美

関谷 春香

染谷 由紀子

田川 浩子

田代 有美

谷奥 しのぶ

千田 育子

千葉 なおみ

堤 敦子

津野 綾

角田 有希子

出島 真理

寅屋敷 梨那

永島 典子

中田 茂美

中村 知加子

中村 しのぶ

生田目 綾花

成田 悦子

成田 幹子

西川 圭

西田 玲子

野村 美恵子

萩野 幸江

橋本 里絵子

橋本 昌子

枦山 小百合

服部 真規

パティーニョ 洋子

林 知実

深川 美穂

福田 彩

福田 さやか

福永 朋歩

藤井 みち子

藤田 洋子

藤村 佳代子

舩木 桂子

前田 伸美

増永 和代

水越 晶子

水谷 禎子

三宅 潤

宮前 奈津美

室屋 麻美

茂木 亜子

本木セガン 理恵

森川 洋子

森下 悦子

山川 チエ

山口 りえ

ルスタン 優子

黎 海玲

若林 法子

渡部 麻衣子

渡部 泰子




作品の完成度やアイデアはもちろんのこと、「刺しゅうでなにかを伝えたい」という想いが、どの作品からも力強く感じられました。来場者の皆さまの真剣な投票によって、受賞作品が決定しました。

皆様の投票、企業様のご協力、誠にありがとうございました。