刺繍アートフェスティバルは、
刺繍作品を中心に、暮らしや想い、表現の可能性を広げていく展示イベントです。
第一線で活躍する刺繍作家から、日々コツコツと手仕事を楽しむ方まで——
さまざまな背景を持つ人たちが、ひとつの空間に集い、作品を通じて交流する。
そんな、プロアマ、年齢も性別も問わず誰もが主役になれるフェスティバルです。
刺しゅうの技法やジャンルを超えて、多様な作品が展示されることで、見る人・作る人双方にとって「新しい発見」がある場をつくります。
2.つくる人の歩みを応援する
プロ・アマチュア問わず、挑戦する場・発表の場としてフェスを開放。受賞制度や図録掲載、SNS発信などを通じて、作家活動のステップアップにつなげます。
刺しゅうをきっかけに、来場者・出展者・講師・企業などがゆるやかに交流し、学び合い、共に楽しめる「つながりの場」を大切にしています。
イベントのメイン会場である「コンテストブース」では、出展作品をじっくりとご覧いただけます。
ここは単なる展示の場ではなく、作品を通して刺繍の奥深さや多様性に触れる学びの空間です。
「競い合う」ではなく、「広げ、応援し、つなぐ」ためのコンテスト
刺繍アートフェスティバルのコンテストは、誰かと「勝ち負け」を決めるためのものではありません。それぞれの「好き」や「表現」を持ち寄り、見てくれた人の心に何かを届けること。
作品を通して、自分自身と向き合った時間を大切にし、他の参加者の世界に触れることで、新しい発見が生まれる場です。
私たちが目指すのは、「競争」ではなく、「共感」と「交流」。
自分の作品を誇りに思い、他の誰かの作品に感動する。
そんな時間がきっと、あなたの刺繍を、そしてあなた自身を少しだけ前に進めてくれるはずです。
なぜグランプリや賞を設けるのか
私たちが賞を設けるのは、誰かを選ぶためではなく、「光を当てる」ためです。
たとえば、
・見た瞬間に心が動く作品その多様な魅力に、観る人が気づき、広めるきっかけとなるように、
さまざまな切り口で賞を用意しています。
また、受賞することによって、これまで気づかれにくかった作品にも注目が集まり、作り手の次のステップや自信に繋がるような機会となることを願っています。
他ジャンルからの学びと気づき
刺繍の世界はとても広く、奥深いもの。
けれど、普段はどうしても自分の好みの色や技法、表現に偏りがちです。
このフェスでは、あえてジャンルや技法を問わず、さまざまな作品が並びます。
そして「○○賞を選ぶならどれだろう?」と意識しながら作品を見ることで、普段なら注目しなかったような表現に気づき、感動する。
つまり、賞という存在が他ジャンルから学ぶ目を育てる機会にもなっているのです。
そして何より、出展者にとっても「誰かが真剣に自分の作品を見てくれた」と感じられることが、何よりの励みになります。
特別展示・物販ブースについて
刺繍をもっと楽しむために、キットや図案、刺繍枠・糸・布などの資材を扱うブースをご用意しています。
作り手にとって道具や素材との出会いも、大切なインスピレーションのひとつ。
「この糸を使ってみたい」「このキットから始めてみたい」
そんな新たな一歩につながるような、ワクワクする商品を取りそろえています。
コンテスト作品だけでなく、刺繍をもっと身近に感じ、暮らしの中に取り入れていただける場です。
ゲスト作家による特別展示ブース(参考展示)
全国で活躍されている刺繍作家や講師の皆さまによる、特別な展示ブースもございます。
技術や表現力に裏打ちされた作品群は、まさに圧巻。
コンテストとは異なる立ち位置で、「今の刺繍」を牽引する作品を間近で見ることができます。
この場に集うすべての方の、表現の幅を広げ、
“自分らしい刺繍”を探すヒントにもなることでしょう。
刺繍”という表現
「布と糸」が生み出す世界は、刺繍の枠を超えて広がり、
刺繍はもはや“趣味”にとどまりません。
洋服やカバン、インテリア雑貨、ウェディングアイテム、さらには他のクラフトとの融合…。その表現の幅は、ファッション、ライフスタイル、アート、ブライダル、デザインなどあらゆるジャンルに無限の可能性を秘めています。
今回のイベントでは、そんな「刺繍のいま」を体感できる作品が一堂に集結。
創作の場としての刺繍、表現としての刺繍、そして暮らしを彩る刺繍――多面的な魅力に触れていただける場となっています。
ファッション・クラフト・アート・ウェディング・インテリアなど幅広い分野の皆さまにぜひお越しいただきたく思います。
“刺繍”という言葉の新しい定義を、ぜひ刺しゅうアートフェスティバルを通して体感してください。
刺繍を愛するすべての方々の、情熱と想いがこもった作品が並ぶこの場に、ぜひ足を運んでいただけたら嬉しいです。
皆さまのご来場を心よりお待ちしております。